「わたし」の人生(みち) 我が命のタンゴ
(C)2012「わたし」の人生製作委員会
精神科医の和田秀樹が実際のエピソードを基に描く、希望の物語。
百合子は、子育てを終え、自らの長年の夢である大学教授への道を歩き始めようとしていた。そんなある日、百合子の父で元大学教授の修治郎が、痴漢行為で警察に保護された。父の異変を心配した百合子は、修治郎を病院へ連れて行き、そこで予期せぬ事実を知らされる。修治郎は“認知症”を患っていたのだ。病気の進行への不安と介護という現実に衝突し、離ればなれになっていく家族。そんな時、百合子は同じ状況の家族が集う認知症「家族の会」の存在を知る。そこで出会った個性溢れる患者たちと共に、修治郎はアルゼンチンタンゴを習い始めた。